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 1月は大日方さんのコラムです。 
 ベートーヴェン第九コンサート参加に思う
 私が合唱の面白さや感動を肌で感じる機会となった
 「ながのベートーヴェン『第九』年の瀬コンサート」
 毎年12月にホクト文化ホールで開かれる
 このコンサートも、今回で10回目を数えるそうだ。
 
 その公募で募る合唱団へ自身2度目の参加に向け、
 8月からまた練習の日々が始まっている。
 専門家の指導する公式練習に加え、合唱で使う
 響く安定した声を養うため、自宅でも自らの発声を
 録音し聞き返しながら練習を重ねるのだ。ドイツ語の
 発音は難しく、テノールの高い音域には苦戦する。
 
 しかし、ホールに響き渡るオーケストラと300人を
 超える大合唱団の歌声に、まるで自身が
 溶け込むかのようなあの歓喜の瞬間を再び味わうべく
 一歩一歩研鑽を積んでいきたい。
 
 そして思うのだ。
 Deine Zauber binden wieder,
 Alle Menschen werden Bruder,
 このシラーの書いた詩に込められた、
 「世界が再び結び付き、皆が兄弟になる」
 という願いを心に抱きながら、
 今年はステージに立とう、歌声を響かせようと。
 
 

    

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